スウィープ・ピッキングとは、連続のダウンピッキング、
または連続のアップピッキングで、複数の弦を弾きつつも、
1音1音を区切って弾いていく奏法のこと。

なかでも、コード・トーンをスウィープ・ピッキングで弾くことを
ブロークン・コード(broken cord)と呼ぶことがあります。
(brokenは、「壊れた」などといった意味)

また、スウィープ・ピッキングは、
「スイープ・アルペジオ」と呼ばれることもありますが、

ギターの「アルペジオ奏法」は、1音1音弾いていくものの、
音はミュートさせず、各弦を共鳴させていくのに対して、

スイープ・ピッキング(スイープ・アルペジオ)は、1音1音区切って弾いていくため、
「スイープ・アルペジオ」と「アルペジオ」は、それぞれ別の奏法のことを指します。

スイープ・ピッキングは、表現方法の1つとして使いたいもの

スイープ・ピッキングは、ネオ・クラシカル系のギタリストや、
テクニカル系のギタリストが多様している印象を受けます。

ちなみにネオ・クラシカル系の代表的なギタリスト:イングヴェイ・マルムスティーンは、

「6本の弦を使った(スイープ・)アルペジオも、やろうと思えば出来るけど、
(6本弦スイープが)そんなに必要だとは思えない」

といった主旨の発言を教則ビデオでしていたのを見たことがあります。

(ちなみに、この教則です⇒イングヴェイ奏法 三部作-PLAY LOUD!- [DVD]

この発言は、テクニカル的なアピールのためではなく、
あくまで表現方法の1つとしてスイープ・アルペジオを
使用していることがうかがえます。

スイープ・ピッキングは、速弾きプレイで
音数を詰めむのに便利な面があります。

が、やはり音楽をやる以上は、音楽的な表現をするための手段として
スイープ・ピッキングを使いたいものだなぁと、個人的に思いますねぇ。

ちなみに、車のワイパーみたいに、行ったり来たりすることから、
スウィープ・ピッキングで行ったり来たり弾く弾き方を、
ワイプ・ピッキングと呼ぶことあるようです。

ただ、あんまり見聞きすることのない呼び方だと思います。

スイープ・ピッキングのコツ

まず、スイープ・ピッキングのコツとしては、
ピックを少し寝かせぎみにした方が、弦抵抗が小さくなるので、
スムーズにスウィープピッキングをしやすくなります。

sweep_picking01

ただ、弦の抵抗が小さくなるということは、
弦をはじく力も小さくなるということですので、

あまりピックを傾け過ぎてしまうと、
充分の鳴りが得られなくなってしまいます。

この時、ピックが弦に負けるようにピックを持てていれば、
ピックを少し傾ける程度でも、充分スムーズに弾けると思います。

慣れてくれば、そのようなことを特に意識しなくても
スムーズに弾けるようになるはずです。

弦に負けるような柔らかい持ち方でのピッキングが、
スウィープピッキングをスムーズにこなすポイントになると思います。